デスストランディングを終わらせたが
「終わり良ければ総て良し」という言葉がありますが、その逆も然りだと思います。そしてこの前遊んでいたPS4用ソフト「デスストランディング」にはこれがぴったりだと強く感じました。
※Steamにもありますが、私はPS4で遊びました
※若干ネタバレ注意です。
切っ掛け
弟から借りました。来週にでも返しましょう。借りパクはよくないからね。…と書いていたのだが、この記事自体をすっかりほったらかしてました。やったのは2020年の12月くらいです。
ジャンル
パッケージには新ジャンル「ストランドゲーム」などと書いてありますがアクションゲームです。疑似オープンワールド感ある広いフィールドが舞台になります。
難易度
難しくないです。ノーマルどころかハードでも準備万端とし急がば回れを身上とすれば何ということはありません。ボス戦も全体的に有情でゲーム序盤からこちらにイキリ倒してくれる黄金バット(偽)も雑魚そのものです。
そんな感じなので、私がゲームオーバーになったのはラスボスの超巨大BTを倒した直後にアドレナリン切れ → スタミナ不足+ミサイルポッドの過重でサムがすっ転んで荷物が壊れてしまった1回だけになります。あまりにもマヌケな絵面で泣きながら笑いました。
ただ序盤は、BT周りのシステムの不親切さと対抗手段の少なさからクソゲー感がかなり高く、そこでやめてしまう人も身近には多かったようにみえます。典型的な「序盤が難しいだけのゲーム」です。偽典女神転生…?
ストーリー
省きます。ストーリー自体はなかなか良かったです。「これアメリカである必要ある?」と思いましたが、一応(知識としては)知っている場所なので科学技術の発展、環境の変化っぷりがわかりやすいです。
また設定厨なのであれこれ世界観設定やらに細かく説明がついているのが良かったです。Tipsで見直せるのもよし。
ですがBBは悪趣味で好きになれません。インパクトを出そうとしてただ滑ってるようにしか見えます。
演出
何もかもが長すぎます。無駄ではないですが冗長にすぎます。メタルギアもそうですが、これだから小島監督のゲームは好きになれません。
いちいち車に乗るたびにエンジン掛けとか、ゲートに入るときに徒歩に戻るとか、座礁地帯に入るとなんかバイクがいきなり停止したりだとかそういうのいいから。
特にエンディングが長く、ダラダラとダラダラといつまでもくっちゃべってるし謎操作も必要で放置もできない。タイトルに書いた「終わり良ければ総て良し」はこれです。中盤は「意外と良ゲーでは?」と思っていましたが、ゲームを終えてから知人やネットでの評判も加味し「やっぱりこのゲーム微妙だったな」という結論に至りました。ただエンディングでサムが「世話になったな」とデッドマンにハグするところはちょっと良かった。
そしてやっぱりBBの設定も悪趣味なだけで好きになれません。
最後にこれは完全に好みですがサムの体毛の表現が中途半端でとてもキモイです。特に胸毛。振り切ってツルツルにするか突っ走ってモジャモジャにするかしてほしかった。
システム面
様々な施設を建築できるのも楽しいですね。科学が発達した未来のアメリカという設定にマッチしており、国道の復旧時はその利便性も含め達成感がすごいです。他にはジップライン構築はこのゲームの白眉たる点だと思います。
アクション面
操作性はまずまず良好です。バランスを崩さないようにゆっくり歩いたりするのに意義があるのもゲーム性にあっていてよいですね。大抵のゲームは基本走ってればOKだからね。
踏ん張り中にロープ捕まろうとして□押す → タックルが出てしまって転落、というマヌケなコンボで落下したのをなんでもやってしまい自分事ながら笑ってしまいました。
悪い点としてはもう慣れましたが、BTが見えないのは無駄にハードルを上げていると思います。常時うっすら見えているべきだった。止まってないと見えないとか、息を止めてると見えなくなるとか攻略サイト見るまでわからんちんでした。
上記に関わりますがBTが成仏するとき暫く当たり判定が残存している仕様(昇天するBTも銃で攻撃できる)も合わさり、BTが成仏したのかまだ生きてるのかぱっと見わかりづらいため序盤は特に苦労しました。成仏したかな思ったら生きていたり。
あと意外とバイク(トライクだけど)が面倒で、いちいち岩に当たって止まるのは勘弁してほしい。本当に面倒なので。フローターみたいに浮遊できるカイラルバイクが欲しかった。
UI
バックパックのカスタマイズはプライベートルーム以外でもできるようにしてほしかったところ。あ、カスタマイズ忘れてた♪ からまた休憩しに行かなくちゃいけないのが、余計な演出含め面倒でした。
あとこれはしょうがないといえばしょうがないですがサムの荷物が表示される画面(荷物シミュレータだったかな?)の表示が若干重いのはイラつきました。特にリサイクルのときとかボックスから物出すときとか。サムが実際に荷物をどう積むか?選択する画面はしゃあないと思うけど。
マルチ要素
このゲームの特に面白い点ですね。一人で遊んでいるはずなのに勝手に協力プレイになっている。いいねシステムと合わさり純粋に楽しかった。
スピリチュアリストの元へ向かう山中で時雨シェルタを見つけたときは本当に一命をとりとめた気分でした。
ただ、国道にトラックがたくさん乗り捨てられていて邪魔だったり、明らかに悪意ある加速看板が立てられているのは苦笑しましたが(特にサウスノットへ向かう時の川を越えるあたりの国道)。
攻略
もうやることはないだろうが、一応メモしておく。何らかの理由で再走するかもしれないし、見直したときに懐かしさを感じるためです。記事をほったらかしにしていたせいもあり、すでに懐かしいです。
- ミュール、テロリストのオドラデグによる探知は曲が変わる → 血液ゲージが表示される → コントローラ震える → 第一波が来る → ちょっとして第二波(実際の探知波)が来る の構成なので第一波が来たらちょっと間をおいてこっちもセンサー撃つ。たまに1波スルーして突然飛んでくるけど…
- 個人的にはバックアップカスタマイズではバッテリー推奨。後半の雪山はスケルトンやらヒーターやらで猛烈に電気を消耗するためです。あとはグレネードポーチ積んでました
- ネットではスピードスケルトンが人気でしたが、私はパイルスケルトン or パワー推しです。スピスケが必要な状況はだいたいバイクで事足ります。
- 戦争ごっこしてるオッサンの配下の兵士には血液グレネードも効きます。普通のグレネードよりも当てやすいです。
序盤(東部)
- はぁーなっげーMovie ソシャゲのスタミナでも消費しながら拝聴しましょう。それでも重要事項を見落とすことはないと思います
- EXグレネード0、1は正直使ってみて失敗することが多かったのであまり使わないほうが良かった。慣れてからハンター撃退専用に使ったほうがいいと思います。
- 序盤はムービーだらけでテンポが悪いし、武器にろくなものがないことからゲーム性にも爽快感がなく、ゲーム内容はあんまり説明がないこともありなかなか辛いです。身近にも中部に行かずに辞めちゃった人がいました。でも個人的にはせめて中部まで行ってほしい。
中盤(中部)
- このゲームの面白いところです。特にジップライン構築始めると一気に配送依存症になれます。
- 反物質爆弾はジップラインの移動の衝撃には耐えられる。マウンテンノットシティはともかく、化石発掘してる人のこと行くときは既設ラインが役に立つはず。
- 時雨農場で受注できる任務のうち、シャンパンは車に載せることもできません。なんでやねん。私もウイスキー車で運ぶぞ。まあそれは仕方がないのですが、走ることはできます。徒歩で運搬する必要があるので先んじて時雨農場近くのミュールを撃退しておいたほうがよい。スピードスケルトンはベストだけど必須ではないです。私はパイルで踏破しました。
- ネットで調べてみるとママー輸送任務はサウスノット → マウンテンノットに文字通り一直線で進んだという人が結構多くびっくりしました。マジかよチャレンジャーだなオイ。高速道路建設まで行かなくとも、事前にルートを下見しておいて北側をぐるっと回っていけばヌルゲーです。
- 以下ワンポイントメモ
- K4配送センター → 気象観測所:河原は道劣悪だけどバイクで行ける。南側から回り込もう。
- K4配送センター → ジャンク屋:ミュール地帯は北のほうを回る。個人的には南側のルートよりも好き。
- K4配送センター → 時雨農場:岩が多すぎてイライラするがバイクで行けます。東の山を通るルートならミュールにも引っ掛からないかも。
- K4配送センター → サウスノットシティ:いつもの座礁地帯は大きく外側を行くように…というか依頼で行くときは雨止んでます。核弾頭投棄の際もBT枯れてるし。国道ルート通らないので配送センターまで開通してればなおおk
- 第一次世界大戦 → zangoに隠れながら敵はかっこ撃破しておく。骸骨兵士には血液グレネードが効くが、あまりまとまって来ないので普通に射殺したほうがよさげ。パパには電磁グレネード、ボーラガンで動きを封じて射弑ないし絞弑が有効です
- K4配送センター → K7中継ステーション:廃工場(?)地帯のBT地帯は対岸を移動するようにすればよい。北のほうの国道建設予定地を経由すると道がきれいでバイクでも行きやすい
- K7中継ステーション → K7北配送センター:途中の峠にテロリストがたむろしててバイクだと結構リスキー。行けなくはないと思うが。防御重視バイクとかいいんじゃね?一応火葬場ルートを通れば遭遇せずに行けます。
- K7北配送センター → マウンテンノットシティ:川沿いを通る道はバイクじゃ無理だけど、マウンテンノット北側の川とマウンテンノットから流れてる川に挟まれた山にバイクで登れる程度の道あり。
- ヒッグスとライオン → 国道側にちょっと逃げるだけでおしまい。
- マウンテンノットシティ → ロボット学者:マウンテンノットの近くにある家の脇を通り抜けてくとやや時短。雪道は浅い水判定なのかあまりバイクの電池がもたないので注意。バイクならBTに捕まっても普通にそのまま突破できる(岩とかにぶつからなければだけど…)
- 登山家 → スピリチュアリスト:BTはいないけど個人的難関。石重すぎんよー ヒーター実装もこの後だし。バイクで行ったほうが良かったなこれ…吹雪のせいで靴もスタミナも耐久もカツカツになる。誰かが設置してくれていた時雨シェルターが本当にありがたかった…!
- 第二次世界大戦 → 普通のグレネードは避けられることもありあまり頼りにならない。あとパパ以外には血液グレネードが効く。こいつは通常グレネードと違って即発のため回避されない&自分を巻き込まないのでめちゃくちゃ使いやすい。
- マウンテンノットシティ→ハートマン:普通にバイクで行けるが、変な崖とかに出ちゃったときのためにパイルはちゃんと用意しときましょう(一敗)
- 古生物学者 → エボデボ学者:いったん預かった化石を納品してから行きましょう。多少壊れても大丈夫なのでスティッキーガンあると便利
- ハートマン → 建設予定地:荷物が滅茶苦茶重く苦労するが、意外にもBTがいる場所はエボデボで行った座礁地帯以外にはない。私は徒歩で行ったが、バイクでテロリスト地帯の脇を潜り抜けていったほうが楽だったかもしれない。私のような徒歩者は時雨シェルターや発電機を作れるようにしておこう。
- タールベルト渡り → わたる前に最低限アサルトライフルくらいは持っておこう。足りなかったらエボデボなり古生物学者なりに取りに行くこと
終盤(西部)
- 消化試合です。全体的に狭いこともあって臍帯切りがめっちゃ決まります。クラゲは適当に射撃して破壊していけばおk。
- いかにもゲーム終盤といった風体のボスたちが複数出てきますが、いずれもそれほど難しくないです。
- 絶滅体はヒッグス撃たなくちゃだめなん?と思って結構狙って撃ってたけど、体に当たっても一応ダメージ入ります。金チェイサーは血液グレネードで倒そう
- ヒッグスとのタイマンはつかず離れずを保っているとグレネードを投げようとして大きな隙を晒すので、そこを攻撃…を繰り返していれば楽勝です。
- ラスボス(?)である超大型鯨BTを倒したら、まず落ち着いて武器を捨てましょう。上にも書いた通り、アドレナリンが切れ、重さに耐えられず転んだ際に荷物が全損してゲームオーバーになりました。最初で最後のゲームオーバーがこれとか締まらねーな?ちなみにボス討伐後から復活しました。